決勝T「スウェーデンVSイングランド」/IQ127の絶対美少女ミッキーのサッカーW杯観戦記⑭
今回のW杯、どちらのチームが勝つかを予想して楽しんでたんだけど。
予選はほぼ的中したんだけど、決勝トーナメントはハズレにハズレた。
「IQ127」ってなんだよつーかさ。でも、みんなもそうだったんじゃないかな。
今回のW杯はホントに面白くて、予想できない試合が多かった。ドラマがあった。
そして、スウェーデンVSイングランド。私は、絶対にスウェーデンが勝つと思ってた。
私は、スウェーデンもイングランドも、高くは評価していなかった。
両チームとも攻撃力がないのよね。スピードもない。
スウェーデンもイングランドも「セットプレイが上手い」という評価だった。
でも、スウェーデンのセットプレイは「高さがあって、競り合いに強い」ぐらいの話で。
一方、イングランドのセットプレイは「とてつもない精度」を誇っていたんだけど、この試合の観戦時点では私はそれを理解していなかった。
私がイングランドよりスウェーデンを評価していたのは、スウェーデンの「守備力+カウンター」。守備はガッチリ、カウンターもまあまあ。一方、イングランドは何をやらせても中途半端。だったらスウェーデンが勝つと考えるのは当然でしょ?
そして、イングランドのセットプレイが炸裂!
とてつもない精度。そうか、これがやりたかったのかイングランド。
イングランドの攻めは中途半端なんだけど。
でも、ゴールに入らなくてもコーナーキックを取れれば一点取れてしまう。
それぐらいセットプレイの精度の高い。
こうなると話が全く変わってくる。
「守備力、攻撃力」の総合点ではスウェーデンの方が上、でも「守備力、攻撃力、セットプレイ力」の総合点ではイングランドのほうが上。
マジで攻めが下手クソなイングランド。前半終了直後、決定的なチャンスを逃す。
ここでニュース。
私の故郷、岐阜県で大雨が降っててさ。
先取点を取られてしまったスウェーデン。
追いかける立場なんだけど、スウェーデンサッカーは「守備+カウンター」だから。
自分で切り込んでいく力はないのよね。
ただまあ、イングランドの守備は雑だから。
一点取れないこともない。さあ、どうなる。
私が攻めろって言ってんのに、中途半端な守備固めをするイングランド。
アホか。 受け身のイングランドに対し、スウェーデンが波状攻撃を仕掛ける。
中途半端に守るぐらいなら、攻めたほうが安全なんだけどね。
「攻撃は最大の防御」なのよ。
私の指示が届いたのか、再び攻めに転じたイングランド。
スウェーデンは本来、守りのサッカーだけど。
「一点差を、追いかける立場」 であるがゆえに、守備に徹することができない。
中途半端に攻めて、中途半端に守る悪いサッカーになっている。
スウェーデンの「悪いサッカー」を突いて、イングランドがゴール!
これでもう勝負アリね。
ただし、点を取られることでサッカーが良くなる場合もある。
1点差の時点では「中途半端に守り、中途半端に攻める」悪いサッカーであったスウェーデン。
しかし、2失点 となれば、メンバー全員が攻撃に集中する。
サッカーは11人という大人数で、しかも広いフィールドでやる競技だから。
「メンバーの意思が曖昧」な場合と「意思が明確」な場合では、チームの実力が一段変わる。
しかし、ここでスウェーデンはエースの10番を下げてしまう。
スウェーデンで、唯一個人技を仕掛けられる10番を!
まあ、10番に頼ると攻めが単調で読まれてしまうから変化をつけたかったのかもしれないけど。
これは良い采配とは言えないわ。
一点取れる雰囲気 がスウェーデンから完全に消えてしまった。
守備が中途半端なイングランド。
ところが、キーパーがなかなか良いのよ。
残り15分、2点差をつけて、イングランドは万全の体制で守備固めに入る。
「カウンターの要素を残しながら堅守する」ってのは、物凄くセンスが必要なんだけど。
「ただ守る」つーのは、決して難しいことではない。
イングランドは守備固めの布陣なのに、それでも攻め込まれてしまうスウェーデン。
完全に心が折れてしまった。
例えばベルギーであれば、残り2分あれば2点返せる攻撃力がある。
だから、最後まで絶対に試合を投げない。
でも、ただでさえ攻撃力がなく、さらにエースの10番を下げて、しかもその采配が当たらなかったスウェーデンに、もっと頑張れと言っても無理よね。
イングランドの圧勝。
いやあ、「総合力ではスウェーデンのほうが上」と予想していたのに。
むしろ逆に、イングランドが圧勝してしまうという意外な結果。
それはともかく、どうも岐阜県は未曽有の大雨らしい。
私が子供の頃にも夏休みに大雨があって、土砂崩れで私が住んでたマンションの1階が埋没してしまって。
ウチの家族は1階に住んでたから、夏休みは親戚の家で過ごしたの。
「自然ってスゲーな、面白いな」ってワクワクしたのをよく覚えてる。
子供って残酷でたくましいからさ。災害すらも楽しんじゃうのよね。
以上