
淫語ボカロ「宗教団体 真メグデス」SIN-MEGDEATH
【淫語ボカロ】「宗教団体真メグデス」 当団体はアルバムの売り上げで活動費を賄っております。応援よろしくお願いします。
We are Sin-Megdeath, a music production team. Please support us by buying our album! The purchase site is available in English. Thank you!
【生成AI商品】姉妹サークル「宗教団体真メグデス出版」※生成AI商品は売り場が異なります。
電脳セックスクラブ
Mickey Milk
カスタムメイド3D2ファンサイト
since 2016
「MICKEY MILK アキバ本店」とは?
「MICKEY MILKアキバ本店」は、2016年に、宗教団体真メグデスが設置した「電脳セックスキャバクラ」です。アダルトゲームブランド「KISS」の「カスタムメイド3D2」を素材として構築された、「カスメ2」の応援ファンサイトです。以後、趣旨や目的を都度、時代に合わせて変更しながら運営しております。
【注意】 当サイトは「KISS」の通常の利用規約とは異なる形で運営されており、KISS社とは独自の合意の下で運営を行っています。無修正のコンテンツに関しては、KISS社の正式な承認を得ているわけではなく、これに関しては法的なリスクや規制の可能性を常に考慮しております。ユーザーの皆様には、この点を理解し、自己責任においてサイトをお楽しみいただければと思います。また、類似のサイトを立ち上げる場合は、それぞれの法的責任と規制を十分に認識し、関連する法律を遵守することが必要です。
2016年当時の「カスメ界隈の熱気」を凝縮した「CAST紹介」
計100体を掲載する「CAST(キャラクター)紹介」のコーナーは、2016年のサイト開設当時のメインページとして制作されました。諸々の事情で、いったん削除したものを、2025年に、ほぼ当時のデザインそのままで復活させました。
単に、キャラクターを並べているだけのページで、単調と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、当時の「カスメ界隈の熱気」や、私自身の「熱意」が、よく表れていると感じ、『歴史的資料』として、そのまま保管することにいたしました。
2016年当時のメグデスは、200体近くの「CAST」を作成し、動画で活躍させ、再生数やイイネの数のデータを収集し、客観的にランキングをつける。そして、アクセス数を増やすという試みを実施していました。
メグデスは、3Dエロ動画界隈を独自に調査し、「肉便器データベース」を構築しました。「巨乳が伸びる」「貧乳が伸びにくい」など、独自の情報を得ていました。そのデータ戦略によって、最盛期は、FC2アダルトで月間累計50万再生を突破した実績を持ちます。
2025年現在、同人の3Dエロ動画は、高度な技術的な成長を遂げました。ほぼ無改造で、シンプルに、音楽に合わせてキャストのハメ撮りをするだけのメグデスの動画は、『レガシー(遺物)』のような存在です。
現在のメグデスは、アクセス稼ぎや、CAST同士をシビアに競わせるようなことはなくなりました。
色あせない魅力を持つ、『カスメ2』の素晴らしさを伝え、また、皆さんに楽しんでいただけることを目指して、マイペースに活動しています。
(2025.2.13 メグデス事務局)
【動画】『カスメ職人』の仕事紹介/【画像】「ミッキーミルク」支配人マナヴ

【歴史考察】カスメ2は『救済』だった
今なら、なんのてらいもなく言えるのですが、2016年当時、『カスメ2』は、私にとって『救済』でした。
今もそうです。また、私と同様の気持ちや熱意で『カスメ2』を愛しているユーザも、多いのではないかと推測します。
「カスメ2」が、私個人の人生に及ぼした影響の大きさは計り知れません。しかし、ここでは、私個人の視点から見て、ネット全体に及ぼしたであろう影響を、二つ記したいと思います。
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カスメ2が私に及ぼした影響
1.サイバーパートナー
2.美少女創出の権利
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「1.サイバーパートナー」について ~ 「完全受身の異性」の心理的癒し
2016年当時の私は、独身の一人暮らしで、非常に孤独でした。
仕事は、朝9時から、深夜に至ることも珍しくありませんでした。
『恋活』も当然しました。しかし、異性との付き合いは、心理的負担も、身体的負担も、経済的負担も、きわめて大きい。
そこで、SNS、ゲーム、漫画などに救いを求めます。
ところが、救われない。
SNSもゲームも漫画も、全て、作者や他のユーザとの、「思想の押し付け合い」になってしまうからです。
そんな折に発売された「カスタムメイド、完全服従する奴隷」というのは、私にとって、大きな癒しでした。
人間が救われるには「他人と関わる空間」と同時に、「自分で制御できる空間」が必要だと思います。
そういったものがないと、自分がただ、誰かに操られたり、利用されたり、騙されているだけの存在だと感じてしまうんですよね。
静かに画面を見つめてキャラクターメイキングする「カスメ2」のゲーム性は、宮本武蔵が、仏像を彫るような精神修行の効果があると思います。完全な『無』になれるんですよね。
「2.美少女創出の権利」について ~ 絵師からの解放
現在は、Vtuberが盛んです。ゆっくり動画など、「キャラクターに何かを喋らせる」という創作手法や、創作ツールが無限にあります。
「カスメ2」は、Vtuberの「原点」となった作品のひとつです。カスメ2以前にも、人工少女など「キャラクターメイキング」ができる商品は、たくさんありました。しかし、「これが自分の分身だ!」と思える「アバター」を創出できたのはリンデンラボ社の『SECOND LIFE』と、KISSの『カスメ2』が『原点』だと、私は考えています。
『カスメ2』が出てくるまでは、「絵師」にお金を払って、アタマを下げてお願いして、「アニメアイコンを描いていただく」という文化が主流でした。AIイラストが普及した今となっては信じられないですよね(笑)
漫画大国の日本においては、「キャラクターに何かを喋らせる」というのは、ネット上で、とてつもないパワーを発揮します。
それができるのは、絵師の『特権』でした。
『絵師』は、その絶大な力を用いて、SNSのランキングを操作したり、政治的な活動に物申すなどして、大暴れしていました。
2016年当時のネット上は、完全に絵師の制空権にありました。
「美少女イラストが描けるようになる」というのは、大げさではなく、「金と自由と権力(※)」を手にするのと、同じ価値があったのです。
(※あくまで、同人界隈内の話)
Twitter(現X)上では、「政治団体と、アニメ関係者と、絵師だけが、ネット上で強く発言できる」という歪つな状況がずっと続ていました。
それ以外の人間は、全く面白くない。
そういった状況に、多少なりともメスをいれたのが、「カスメ2」です。
カスメ2の普及によって、誰もが『美少女を創出する権利』を得ました。アニメの新作が登場したときに、いち早く、キャラクターの裸やセックスのイラストをアップして注目を集めるのが絵師の定番ムーブでした。
「カスメ2」界隈は、絵師の定番ムーブに対し、改造MODで対抗したのです。
絵師とは全く異なるバックグラウンドを持つ人々が、ネット上で大きな表現力を持ったことは、ネットの片隅で起きた『小さな革命』だったと、私は思います。
もちろん、KISSが「絵師を潰そう」だとか、そういうことを目的にソフトウェアを開発したわけではありません。
時代の流れの中で、「カスメ2」というソフトが誕生し、時代の流れで「オレ達だって、絵師のように注目を浴びたい」と考える人々に、利用されたという側面が、当時あったということです。
(2025.2.13 メグデス事務局)
「MICKEY MILK の活動履歴(2020年頃)
電脳セックスクラブ「MICKEY MILK」の母体である宗教団体真メグデスは、音楽サークルとして活動しています。音楽的な創意工夫を続ける一方で、「MICKEY MILK」はエロ動画制作を通じて、メグデスの集客活動に力を入れていました。
『【資料】宗教団体真メグデス - Biography(2020年)』には、当時のメグデスの試行錯誤が詳細に記載されています。
最初は「カスメ2」を単なる集客ツールとして利用していました。
しかし、エロ動画制作を繰り返す中で、「カスメ2」のソフトが持つ深い価値や魅力に気付きました。
また、エロ動画制作自体のクリエイティブな喜びを発見しました。
この過程から得た多くの学びが、メグデスの芸術表現や人間活動を、より豊かにしてくれたように感じます。
(2025.2.14 メグデス事務局 )
【資料】宗教団体真メグデス - Biography(2020年)
(2022年時点のWeb掲載ページ)
メグデスのご紹介
「表現の自由」を標榜し活動する宗教団体。経典は日本国憲法。2014年に音楽バンドとして結成され、2017年に宗教団体として組織を改変。「愛とセックスとオナニーの大切さ」を説くことを目的とし、音楽やエロ動画などの芸術作品をネット上で公開するなどの平和的活動を実施中。
メグデスが目指す社会は「オナニー・ライフ・バランス」
ITの発達によって誰もが手軽にオナニーのネタを仕入れることができるようになりました。性欲は「睡眠、食欲」と並ぶ人間の三大欲求のひとつ。気持ちよいオナニーは心身の健康のため、老若男女ともに必要なことです。しかし、オナニーに耽るあまり人生を棒に振るようなことはあってはなりません。メグデスは「オナニー・ライフ・バランス」を提唱しています。オナニー・バランスとは毎日のオナニーで快楽を得るとともに、家庭や地域生活などにおいても、受験期、恋愛期、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて充実した生き方を選択・実現することです。それは決して簡単なことではありません。でも、メグデスと一緒なら大丈夫。IQ127の美少女ミッキー女史を筆頭とした優れたメンバーがあなたをしっかりとサポートします。あなたも私達と一緒に悩みながら楽しく人生を歩んでいきませんか?メグデスへの入会方法は簡単。「DLsite.com」でに入ったアルバムを購入するだけです。最大の敵はいつだって自分自身。さあ、打ち勝ちましょう。
(宗教団体真メグデスリーダー:木下桜子 写真左端)

宗教団体真メグデスの歴史
■メグデス結成「有名になってプロになる!」
2013年、メグデス結成当時、ボカロブームは去ったものの、まだまだニコニコ動画にはそれなりの集客があった。メグデス(当時の名前はGIANT LOVE DASH)は「ニコ動で有名になってプロになろう」と考える、ごくありふれたボカロPの集まりだった。「ギターがそれなりに弾ける」という理由で、ジャイアント・シュナイダー(gt)がリーダーの役割を務めた。ヘビーメタル路線で集客を試みるも上手くいかず、100再生を切ることも珍しくなかった。
■淫語ボカロクリエイターとしての地位の確立
試行錯誤を続ける中、メグデスは「メタル+淫語+カスメ3D動画」という画期的なプロモーション方策を捻りだす。
この方策がいけると確信したジャイアントは会議の場でこう叫んだ。
「そうだ!オレが欲しいのは富でも名声でもない。セックスだ!なぜ、そこに今まで気づかなかったんだ!?」(ジャイアント)
アトリエかぐやでのライター経験を持つジャイアント・シュナイダー、さらに、「IQ127で言語能力に特化している」というミッキー・ハット(ba)。
言葉を操ることに長けた二人を擁するメグデスにとって、歌詞に淫語を盛り込むことは容易いことではあった。
しかし、規制によりニコ動では動画をたびたび削除される。(そもそも、ボカロは規約で「アダルト禁止」、これに対しメグデス側は「ツールが言論を規制することは法的に不可能」と反発。もし、ツールが言論表現を規制することが可能ならば「この鉛筆を使ってアダルトな文言を書くことを禁ずる」など、奇妙な拡張ができてしまう)ニコ動での規制・削除を嫌ったミッキーの提案により、2016年、動画発表の場を「FC2アダルト」へ移行する。
(ここで、リーダーの座はジャイアントからミッキーに移っている)当時は「ボカロPはニコ動で作品を発表する」というのが大前提としてあり、主戦場をFC2アダルトへ移すことは大きな賭けであった。しかし、この作戦が功を奏し「まんこブレイカー」を始め、1万再生を超える作品を連発。
バンド名も「メグデス」から、「宗教団体真メグデス」へと変更。月間アクセス数50万を叩き出し「淫語ボカロの覇者」としての地位を確立する。
(現在、累計100万再生以上)
■メグデスのサウンドの変遷

■インディーズデビュー「STAND UP SEX」発売!
再生数が増やすことに執着していたメグデスであったが、増やしたところでレーベルから声がかかるということもなかった。一時は「これだけのアクセス数があれば、アフィリエイトで食べていけるのでは?」と考え、ミッキーはマネタイズを試みるものの失敗。手にしたお金は、わずかに1,000円程度であった。さらに「エロいことをボカロでやっている」ということで、ミッキーは複数の5ちゃんユーザーから5年に渡るネットストーキングを受ける。ストーカーのメンバーの中には、ジャイアントの大学時代の音楽サークルの後輩も含まれていた。つまり、再生数を増やして知名度を上げたところで、バンドの状況は良くなるどころか、むしろ悪くなったのだ。ここで、メグデスのプロモーション用エロ動画制作を担当していたマナヴは「オレの役目は終わった」とメグデスから離脱する。
(ただし、完全な脱退というわけではなく、友好関係は続いている)
もともと、動画制作はカスメ2マニアのミッキーが行っていた。この業務をマナヴに移したのだが、その業務が再びミッキーの元に戻ってくることになった。
ボカロブーム、カスメ2ブームの衰退、そしてマナヴの脱退によって、メグデスの動画の再生数も激減。
(ミッキー曰く「マナヴの脱退は痛かった。私には男が何に興奮するのかわからない」)
バンド内では、既に「メグデスの役目は終わった」という声もあった。活動は停滞した。しかし、2019年のバンド・ミーティングでミッキーはバンド内で主張した。
「我々は夢を持ったミュージシャンだ。何があっても夢と音楽だけは捨てたくない。売れても売れなくても、どっちでもいい。メグデスの名義でアルバムを発売したい」(ミッキー)
アクセス数が絶頂時にあった時期であればともかく、再生数が激減した今となっては「売れるわけがない」。しかし、ミッキーは強く「アルバムの発売」を主張。そして、メグデスとは別名義プロジェクト「ペガサスズ」のアルバム「スーパートラックス」を楽曲配信サービスROUTERに登録。
案の定、配信によって得られたお金は数十円。しかし、ミッキーの熱意がメンバーを動かした。
「夢を捨てるのはいつだってできる。やれるときに、やるだけやろう」(ジャイアント)
そして、メンバー全員が楽曲作り・レコーディング作業に入る。既に、6年に渡る活動で膨大な曲のストックがあったメグデスであったが、デビューアルバムはほぼ新曲で揃えることになった。
「ベストアルバムみたいなものを作ってバンドを感傷的な気分にさせて完結させたくなかった。
それよりも、バンドのクリエイティビティを刺激して『まだやれる、もっとやれる』という勢いを取り戻したかった」(ミッキー)
ROUTERでの配信登録が売り上げにつながらないことを確信していたミッキーは同人サイト「DLsite.com」への販売登録を提案。
「私はバイトで接客の経験もあるけれど、商品を売るうえで一番大切なのは『接客』。しかし、ROUTERに販売登録した先の販売窓口である『itunes store』や『Amazon music』は商品ページが全く魅力的じゃなかった。ただ、機械的にデータが登録されているだけで、これじゃあ売れるわけがない。既にメディアで大きく取り上げられているようなバンドなら、そっけない商品ページでも売れるのかもしれない。しかし、我々はアクセスが急落した下降期のバンドだ。商品ページで熱意なり真心を伝える必要がある」(ミッキー)
Dlsiteでは音楽作品の取り扱いはあるものの、『耳かき、エロボイス』が主流で、バンド形態の作品はほぼ皆無。しかし「商品ページを大きくカスタマイズできる」というところに、ミッキーは着目。
「売れないかもしれない。でも、可能性はゼロじゃない。エロと音楽、両方が好きなヤツはいるはずよ。だって、ウチにはそういうメンバーが3人もいるんだから」(ミッキー)
そして、平成最後の年、2019年「STAND UP AND SEX」はリリースされた。やはり、売れなかった。5ちゃんではバカにされた。
「普通は売れるだろ、よっぽど出来が悪いんだなwww」
街で見かけたら絶対に殺す…。そう心に誓い、粘り強くプロモーションを続けるミッキー。そして、少しずつ、少しずつ、売れ始める。
「信じられなかった。今まで、オレがメグデスに関して見かけるコメントは、いつも否定的なものばかりだったから。オレ達はオレ達のやりたいことだけをやってきた。それでも、オレ達の音楽を買ってくれる人達がいる」(ジャイアント)
■ We can"t stop loving SEX & Rock"n Roll
ミッキーが当初に描いた販売目標は「アルバム5枚、累計100枚」であった。2020年3月末現在、DLsite、BOOTHでの累計販売枚数は70枚を突破した。ミッキー家に第一子に誕生、また、ソングライティングにエルザ・シュマイケルが加わるなど、バンドの状況は大きく変わった。しかし、セックスと音楽に対する情熱には、いささかの衰えもない。
We can"t stop loving SEX & Rock"n Roll
そして、メグデスの物語は続く…。
(2020.3.21)
宗教団体真メグデス組織図

メグデスの組織変革
2017年当時、メグデスが月間50万再生を突破した際の体制図。マナヴがプロモーション用のエロ動画を制作しつつ、当時、音楽制作のために機材やソフトを買い漁ってジリ貧であってメンバーに活動資金を提供していた。(HPの運営費、月額2000円程度。サイトの構築も主にマナヴが担当していた。
作曲は木下桜子(key)が主担当、ミッキーが「SNS上でメグデスを宣伝する」という役割分担になっている。バンド創立当初リーダーであったジャイアントの担当は「政治」となっている。
当時、ミッキーとジャイアントはSNS依存症に苦しんでいた。フェミニストとの衝突で過激な発言を繰り返していたミッキーは凍結。ジャイアントは「加計学園問題」から自民党に対して強く批判を続けた。(現在、ジャイアントはSNS依存を克服するため「SNS断ち」をしている)
既に50万再生を突破したメグデスは「再生数を伸ばす」という目標を失い迷走を続けていた。そんな中、加入当初「全くの初心者」だった木下桜子は「音楽以外には一切興味がない」と着々と実力をつけリーダーに就任した。以降、マナヴが脱退、そしてソングライターとしてエルザ・シュマイケルが加入した。
(2020.3.21)
「初音ミク」モデルの変遷から見るメグデスの歴史
■カスタムメイド3D2とメグデス
メグデスの大きな躍進はKISSの「カスタムメイド3D(通称:カスメ2)」を使った過激なセックス・プロモーション動画に拠るところが大きい。
・「1.Mk-1 通称:山田モデル」は「初音ミクモデル開発企画」で最初に製造された機体。2本の動画に出演し、いずれも5000再生とまずまずの戦果をあげた。
・「2.Mk-2 通称:V2モデル」はF2アダルトで1万再生以上が1作。他の動画でもコンスタントに高い数字を出した極めて優秀な機体。その信頼性の高さから、アルバム「ふしだらな天使たち」のプロモーションでは多数の動画に出演。製造されてから3年たった今もなお、前線に立ち続けている。サンプル動画の「V2」は、1万再生を突破した動画「天使のファック」の動画をそのまま転用したもの。
■モデルの生き残りの難しさ
メグデスが制作したモデルは160体以上。「誰が作っても同じ顔になる」と揶揄されるカスメ2のキャラメイクだが、継続して集客できる「人気モデル」を生み出すのは至難の業。メグデスで2作以上に出演しているモデルは数体。また、2作以上で1万再生以上を叩き出したモデルは「ほのか」ただ一体である。(※)
※「ほのか」が出演した動画の再生数は「2万」、「1万6千」、「1万」。ただし、これは楽曲プロモーションではなく声優を起用した「AVtuber」という集客目的のエロ動画企画によるもの。再生数の多さは声優『ほのか』の力に寄るところが大きい。集客には成功したものの「メグデスのアルバムの売り上げとは連動しない」「声優『ほのか』の精神状態が不安定で仕事の納期が守れない」等の理由でAvtuberの企画は打ち切りとなった。
■「初音ミク」の凋落
先述したように「初音ミク」(Mk-2 通称:V2)は性能の高い機体で多数の動画で活躍。しかし、出演回数が多くなりすぎたためか、近年は人気の低下が著しい。しかし、近年の調査(2020/3/31)では、春麗、IA、ミライアカリ、結月ゆかり、GUMI、その全てに敗北。勿論、楽曲や映像の完成度に左右された可能性もある。しかし、これまは「ミクを出しておけば数字は2割増し」と信じられていたため、メグデス内部に大きなショックを与えた。
また、これまでは「版権キャラを出せば、比較的手軽に数字を出せる」と考えられていた。しかし、下記の調査画像を見てもわかる通り、オリジナルキャラと比較して、版権キャラの再生数の優位性は見られない。もっとも高い再生数を出したのは、巨乳の妹が出演した「クレイジー・シスター(現在は公開中止、アルバム「ふしだらな天使たち」の購入者特典ページでのみ特別に公開)の4000再生であった。メグデス側の動画制作陣営は「すでに、市場は版権キャラに飽きてきている、ユーザの脱ヲタク化が進んでいるのではないか」と推測。実態を調査すべく、近々「同一曲を、版権キャラとオリジナルキャラの出演動画で再生数を比較する」という検証を行う予定である。
■「再生数」と「売り上げ」の相関関係
2016年時点では、FC2アダルトにおいて「1万再生」が大きな壁であったメグデス。しかし、2020年現在、先日「iwara」サイトに「オナニーショーへようこそ」をはじめとする4つの動画をアップしたところ、2つの動画がわずか数日で8000再生を超えた。これからは「再生数」の事情も大きく変わってくるかもしれない。また、これまでの検証の結果「再生数」や「イイネ」と売り上げ枚数は全く比例関係にないことがわかっている。「エロ禁止」のニコニコ動画での再生は相変わらず苦戦中。100再生に満たないことも多い。(エロ関連の動画は規制によりスマホで再生されない)しかし、ニコニコ動画でアップして伸びたときのほうが(たとえ、100再生~200再生であっても)売り上げに結び付いていると思われるようなデータの動きがある。つまり、動画サイトには「1.集客力が高いサイト、低いサイトがある」「2.エロを目的としたユーザの集客に優れたサイト、サブカル全般に興味を持つユーザの集客に優れたサイト」等、サイトごとに性質があるということだ。当然のことではあるが、これは「再生数」だけを追いかけがちな制作者が見落としがちな盲点である。つまり、場合によっては「YOUTUBEで1万再生されるよりも、ニコ動で100再生されるほうが売り上げに結び付きやすい」ということがありえるかもしれないということだ。もし、仮にそうであれば、単純な「再生数」よりも「どこで再生されたか」のほうが重要になる。かつては「ニコ動で再生数があがれば、世間での知名度もあがって、プロにもなれて、オフパコもできて万事解決」だったのであろう。しかし、今後は「世間での知名度をあげたいならAサイト」「プロになりたいならBサイト」「売り上げを上げたいならCサイト」「オフパコしたいならDサイト」といった具合に「目的にあわせて、どこのサイトでどの数字を重視するかを決める」時代が来ることが予測される。これは考えてみれば至極当然な流れであろう。
■今後のメグデスの方針「買っていただけるよう努力する」
メグデスの6年に渡る長い活動でハッキリしたのは「1.再生する(試聴する)」「2.イイネをつける」「3.購入する」の3つの要素は全く別のものということだ。サイトで100回聴いても買わない人もいれば、イントロを1回聴いただけで買う人もいる。「イイネ」をつけても買わない人もいれば、「イイネ」をせずに買う人もいる。さらに、この3つの要素はサイトによって癖があることも容易に推測される。何が真実かは全く不明である。
過去のメグデスは「知名度をあげて、レーベルに拾ってもらう」ことを目標にしていた。しかし、現在のメグデスは自分たち自身の力で「購入していただけるところまでやる」ことを目標にしている。しかし「こうすれば売れるだろう」という予測もたっていないし、「こうしよう」という方針も決まっていない。まずは、先入観にとらわれず色々と「試す」ことに重きを置いて活動していくことになるだろう。
(2020.3.21)















