
淫語ボカロ「宗教団体 真メグデス」SIN-MEGDEATH
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We are Sin-Megdeath, a music production team. Please support us by buying our album! The purchase site is available in English. Thank you!
【生成AI商品】姉妹サークル「宗教団体真メグデス出版」※生成AI商品は売り場が異なります。
【バンド女子向け】DLsiteがるまににあります。【作曲講座】
メグデスは、2021年頃から「作曲」を、作曲の先生に習っていて。
そこで習得した技術や知識を元に『シューゲイザー講座』を完成させました。
ワンコードで『ブリティッシュで、アンニュイな曲』が書ける、ロックソングの講座。知識は音楽大学、大学院レベルに踏み込みますが、読譜の知識は不要。独学のバンドメンバーでテキトーに書くと、ぐっちゃぐちゃになるから…ね…。オリジナル曲でライブハウスに出たいバンド女子向けに書きました。

キャラクター設定 (IA GILLAN / IA PLANET)
MOVIE(未発表曲)
※ 動画は「カスタムメイド3D(KISS)」で制作した非売品です。
AI ILLUSTRATION
HISTORY OF IA GILLAN (SIN-MEGDEATH)
メグデスのイアの歴史 ~ 母から娘へと継承されたブルースの魂
メグデスにおいて『イア』は、メグデスのオリジナルキャラクターである『イア・ギラン』もしくは、その娘である『イア・プラネット』を指す。
ネット上のボカロ界隈における『イア』や、YAMAHAの商品VOCALOIDのキャラクターである『IA -ARIA ON THE PLANETES-』とは、連動しつつも全く異なる文化的背景を持つ。
思想、芸術、法律、風習が複雑に錯綜する2010年代の状況を鑑みるために、ここ『メグデスのイア』の歴史を記す。
■■ 第一章 夢を追いかけた「氷河期世代の若者」が『初音ミク』にハマり、人生を棒に振る
メグデス創始者のひとりである、ジャイアント・シュナイダー(g)は、初音ミクを2007年の発売月に入手した、熱心な『VOCALOID(通称:ボカロ)』のユーザーであった。そして『プロのミュージシャン』を目指して、独学で作曲とギターの学習を続けていた。
東京で、社会人を続けながら、ボーカルを探し、レコーディングをし、デモ音源を制作して会社に送るというのは、当時のアマチュア・ミュージシャンにとって、非常にハードルが高い問題であった。ジャイアントはフリーターや派遣社員を続けながら、知人をたどってボーカルを探した。
時には、MTR(録音機材)を担いで、「デモのレコーディングで歌ってください」と、池袋の路上でナンパ行為のようなこともしていた。
そんなとき、発売されたVOCALOID『初音ミク』と、動画投稿サイト『ニコニコ動画』から発生した「ボカロブーム」は、ジャイアントにとって、一筋の「希望の光」であった。
音楽に没入し、「すでに人生を棒に振った状態」であった、ジャイアントは、それでも『奇跡』を信じ、VOCALOID『初音ミク』とDTM機材一式を購入し、『ニコニコ動画』へ投稿を始めた。2007年頃は、まだ音楽が「売れていた」時代であり、また、サブカル隆盛していた。そのため、ジャイアントのような「夢を追いかける氷河期世代の若者」は、それほど珍しくなかったのではないかと思われる。
■■ 第二章 なぜボカロPは『音楽』が上達しないのか?
「いつかプロになる」という夢を持ったジャイアントが、『ニコニコ動画』への投稿を開始して、数年の月日が経過した。ボカロを利用する作曲者(通称:ボカロP)が、プロとなり脚光を浴びることも珍しくなくなってきていた。
しかし、ニコニコ動画上で、熱心に投稿するジャイアントの人気は、全く鳴かず飛ばず。また、そもそも作曲のレベルも、ギターのレベルも、社会人になってから、いっこうに上達の気配がなかった。
ジャイアントの『音楽レベル』が上がらなかった理由は、色々考えられる。
そもそも、氷河期世代の当時の労働時間は非常に長かった。
当時のジャイアントも、帰宅が、深夜12時を回ることも珍しくなかった。
時間も体力も、大きく消費していた。
しかし、労働時間の長さだけが、『音楽レベル』が上がらなかった理由ではない。
『自己責任』によるところも大きい。
「ボカロ文化」は、いわずもがな「ネット文化」の中にあった。ところが、氷河期世代が生みだした「ネット文化」は、巨大な「消費者文化」であった。アニメ、ゲーム、ニコニコ動画、それらのコンテンツを大量に消費しないと「ネット上の会話(コンテクスト)についていけない」ような状態にあった。
「コンテンツを消費しないと、会話に入れない」という現象は、2025年現在も、存在する。
このような状況では「コンテンツが楽しいから消費する」というよりも、「孤立したくないからコンテンツを追いかける」という心理状態も発生する。
ネット普及前の時代であれば、『孤独』な状態から抜け出すには、実際に人と会うしかなかった。
つまり、相手の都合がつかなければ、我慢するしかなかった。これにより、孤独に対する耐性が生まれる。
しかし、ネットが普及した以後では、SNSを開けば、孤独から抜け出せてしまう。
結果として「ネットがあれば、一人でいることには耐えられる。しかし、ネットが遮断された、完全な孤独に対する耐性は弱い」ということになる。
そして、ネット依存が始まる。ネット依存下では「ネット上の会話についていけない」というのは苦痛である。
会話についていくための、コンテンツ消費が始まる。
事実を述べよう。
当時、ジャイアントは、懸命に「音楽(という名のボカロ)」をやっていた。
しかし、その内訳の8割ぐらいは「ネットで遊んでいた」だけなのだ。
このような状況下で、「プロフェッショナル」と呼べるような音楽的技術を身に着けることは、到底、不可能である。
しかし、『ネットやPCで遊ぶことが、クリエイターへの近道』だと勘違いした「氷河期世代の若者」は、当時、それほど珍しくなかったのではないかと思われる。
■■ 第三章 幻想と妄想に溺れた「氷河期世代のボカロP」たち
当時の状況を鑑みると、ボカロが引き金となって発生した、2010年頃の『空前のDTMブーム』は、「氷河期世代の若者」の「巨大な勘違いと妄想」によって支えられていたのではないかと思われる。
・「夢は信じれば叶う」という幻想
・「ネットで遊んでいたら、好きなことでプロになれる」という妄想
こうした幻想や妄想を抱きがちであった「氷河期世代の若者」は、他の世代と比較して愚かだったのか?
そうだとも言えるし、そうでないとも言えるかもしれない。
インターネットの普及や、PCのソフトウェアの急速な発展、そして「団塊世代の豊かな両親」の資金援助により、「氷河期世代の若者」は、莫大な知識と、広範なスキルを手に入れた。
氷河期世代には「絵も、音楽も、Office関連のソフトの操作全ても、PCの自作も、ガンプラ制作も、外国語も、全てできる」という人々が、少なくない。様々な知識やスキルを身に着けているという点では「賢い人々」と言える。
その一方、「氷河期世代の若者」は、賃金の低さと、労働時間の長さ、また、社会文化の「ヲタ化」によって、「閉鎖された環境下」にあった。情報の入手先が『ネットだけ』になり、現実から乖離し、視野が非常に狭くなった。
「視野が狭い」というのは、率直に言うと「騙されやすい、流されやすい」ということである。
ネットには様々な言説が流布するが、そうした言説に、一番大きく、右往左往したのは、『氷河期世代』であると、推測する。2010年頃の、ボカロブームと同時期には「嫌韓・嫌中」、「韓流」、「ネトウヨ」など、政治的にもさまざまな『ブーム』が発生する。これらの、さまざまな『ブーム』を支えていたのは、氷河期世代だと断定できる。
なぜならば、氷河期世代より上の世代は、ITリテラシーが低く、SNSに触れる人数の割合が少なかった。
また、氷河期世代より下の世代は、人数がそもそも少ない。また、すでに価値観が分断されており、まとまった『ブーム』を引き起こすだけの吸引力を持たない。
つまり、2010年当時で言えば、ネット上でなにか『ブーム』が発生したとすれば、それはすなわち「氷河期世代が火をつけたもの」と解釈しても、差し支えないだろう。
「答え合わせ」が始まった2025年の現在であれば、「あれも、これも、全て、政治権力によって、情報が操作されていたのではないか?」と考えることもできる。しかし、2010年当時は、情報が錯綜していた。
誰が情報を操作し、誰が判断を操作されているのか、「なんだかよくわからない」という状況であった。
当時、正しいと思っていたことが間違っていたり。
あるいは、間違っていると思われていたことが正しかったり。
2010年頃の『ネット言説』は、そういったものが、非常に多いと感じる。
■■ 第四章 メグデス覚醒『ニコニコ動画』上の嘘に激怒するー「100万人に死を」を標榜
「プロのミュージシャン」になることを夢見ていたジャイアントも、会社員として社会経験を積むうちに、少しずつ、現実を見ることができるようになっていた。
フリーター時代よりも、上下ともに、はるかに広範な人々と交流を持つようになった。また、会社員として「ビジネスの構造」を把握することで、広い視野を持てるようになった。
中年になってから行った『転職活動』も、ジャイアントの知見を深めることになった。
『ミュージシャン』や『クリエイター』と呼ばれる人々が、実際のところは『努力』ではなく、「実家の経済力、コネ」に大きく支えられていることも、実感として理解できるようになっていた。
こうした『現実への目覚め』も、「氷河期世代の若者」の多くが「氷河期世代の中年」になるプロセスにおいて、自覚・体感した「諦念・絶望」かもしれない。
もしかしたら、江戸時代~昭和初期の人々は、階級差・身分さから発生する、この類の「諦念・絶望」を、もっと早い段階、10代後半ぐらいまでに自覚・体感したのかもしれない。しかし、「氷河期世代の若者」は、ハードウェアとソフトウェアの進化によって、自身のスキルが水増しされたり、取り巻く環境が、日進月歩で進化していった。そのため、自分自身が「なにができて、なにができないのか」という見極めが、他の世代よりも、大幅に遅れた可能性はある。
「もう、プロのミュージシャンになることはあきらめるか」
2016年の、ジャイアントは、PCの画面を見つめながら、「投了直前の棋士」のような心境になっていたという。
「夢をあきらめる」と言うことに対して、ただ、ひたすら「心の整理」に時間を費やしていた。
莫大な時間とお金を費やしてきた「音楽でプロを目指す」という人生の方針を取り下げるのは、勇気がいることであった。
「プロをあきらめる」ことを考えながらも、ボカロ界隈の人々と交流を続けていたジャイアントは、ショッキングな事実を知る。ジャイアントが投稿を続けていた『ニコニコ動画』の『人気ランキング』が、「金とコネ」で操作されているというのだ。
それはこういうことである。
ボカロは、DTM機材をそろえるのに、非常に高額な投資が必要である。つまり、ボカロで遊んでいる『若い子』は、富裕層に生まれた人々なのだ。
また、アニメ・ゲームを無制限にたしなみ、そのブームにいち早く反応しイラストを投稿する『絵師』も富裕層が極めて多い。先述したが「氷河期世代」の多くの人々は、「低賃金で、労働時間が長い」のだ。にもかかわらず、放映されているテレビアニメを全てチェックして、かつ、オンラインでゲームまでして遊び、さらに「趣味でイラストを描いている」というのは、つまり「働いていない」ということである。
この「富裕層のボカロP」と「富裕層の絵師」が「富裕層が集まるクラブ(クラブに遊びに行って、酒を使って飲めるのも富裕層)の、ボカロDJイベント」等で知り合い、双方が結託して、「ボカロ動画」の再生数やイイネを買うという、情報操作が行われていた。
2025年現在であれば、ネット上の再生数やイイネが「金で買える」というのは、周知の事実である。しかし、2016年当時のジャイアントにとっては、「まさか、そんなことが…」という、青天の霹靂であった。
「信じていたものに、裏切られた」
ジャイアントは、そう感じたという。
それまでジャイアントは、ネット文化というのは、自分と同じような立場の人々が、協力して作り上げているものだと理解していた。それは、ある一面では正しい。しかし、それを操作している「富裕層の人々」がいる。
さらにまた、運営している『ニコニコ動画』自身も、カドカワと結託して、ランキングを操作しているという噂もあった。
社会の全てが、一部の人々の「金と嘘」によって、操作されている。
夢をあきらめ、そして、夢を託していた「ボカロ文化」にも裏切られたジャイアントは、「全員殺してやる」と考えた。
それまでは、ネット文化の潮流に乗り、「好きなことで成功して、金と女を手に入れたい」と、お花畑のような思考回路であったジャイアントが、社会に対して『殺意』を抱くようになった。
その『殺意』は『強い思想』へと変化した。
そして、その『強い思想』を、芸術活動によって磨き、表現したいと考えるようになった。
この流れから、ジャイアントは『ボカロP』として活動することをやめ、団体名(サークル名)を掲げて、楽曲を投稿するようになる。
サークル名は『MEGDEATH(メグデス)』。「100万人の死」を意味する「MEGADEATH(メガデス)」からとってつけられた。
■■ 第五章 『社会のルール』に対する不信感から『表現の自由』を掲げる
ジャイアントが創立したサークル『メグデス』は、『淫語ボカロ』を標榜した活動を、2016年11月からスタートする。
メグデスは、それまでのボカロが持つ「アニメ・ゲームを土台とした、キラキラした世界観」を破壊すべく、生々しい「淫語」を歌詞に用いた作詞・作曲を行うようになる。
メグデスの活動内容は、一見すると「ジョーク、ウケ狙い」に見えたかもしれない。
しかし、その根底には「夢をあきらめた氷河期世代の男が発する、社会に対する冷たい殺意」があった。
YAMAHAのVOCALOIDには、利用規約がある。
そこには「公序良俗に反する行為で使用してはならない」というのがある。
しかし、先述したように「ボカロブーム」は、ニコニコ動画上の『情報操作』の上に、ビジネスがあった。
「公序良俗とはなにか?」
企業や一部の人間が、ニコニコ動画やSNS上で『情報操作』をすることは「合法的なビジネス」で、言葉や歌でセックスを表現するのは「違法」になるのか?
また、商品を製造している『企業』が『法律』のような社会ルールを決定することにも、違和感があった。
仮に、VOCALOIDの製造元であて、YAMAHAが「ボカロ上の作詞・作曲」に対して、法的な権力を持つことができるならば、これは大変な問題になる。
どういうことか?
VOCALOIDは『道具(ツール)』である。
道具の製造元が、道具の利用者に対して『利用制限』をかけられるのであれば、道具の製造元は、政治家よりも、はるかに強い権力を有することになってしまう。
例えば、AdobeがPhotoshopやillustratorの利用規約を掲げて「美少女のヌードを描くことは公序良俗に反する」と主張すれば、国会の議論を経ずして、社会から『美少女のヌード』を抹消できることになってしまう。