今さら聞けない「右翼ってなに?左翼ってなに?」

「ネトウヨ」あるいは「パヨク」という言葉がネットで普及して随分と経つけど。 そもそも「右翼」と「左翼」という「用語」を間違って理解する人が後を絶たないのよね。

古くからのメグデスのファンは、メグデスが「パヨク(左翼)」であることを知ってると思うけど。 ここではIQ127の絶対美少女である私が「右翼とは何か、左翼とは何か」をわかりやすく説明してあげるわね。

■■ 基本用語「右翼・左翼」とは?

政治的な議論においては「古い慣習を大切にしよう」と考える側と「新しいものを取り入れて変化させよう」と考える側の2つに大きくわかれる。

・古い慣習にこだわる側を「右翼(保守)」 ・変化させたいと考える側を「左翼(改革)」

例えば、村や町の政治にも「右翼・左翼」はある。

・「村の風景・伝統やしきたりを守ろう」(保守派) ・「高層ビルやファッションビルを建てて若者を呼ぼう」(改革派)

▼ 「右翼・左翼」と「日の丸」は無関係

「日本人は優れている。日本は美しい」

これは「日本の右翼」がよく掲げる思想だけど。 この考え方は「純血主義・血統主義」よ。 「我々は選ばれた人間なのだ」という「選民思想」みたいなもの。 先ほど掲げた「右翼・左翼の概念」とは全く違うことに注意してね。

古来からの「日本の歴史」の中で「右翼(保守)・左翼(改革)」は時代と共に変化している。

・平家と源氏では、平家が「右翼(保守)」、源氏が「左翼(改革)」。 ・明治維新では、江戸幕府側が「右翼(保守)」、倒幕側が「左翼(改革)」。

政治というのは、継続していくと感覚が時代遅れになったり、利権が誰かに集中して不満が発生するわけ。 「今のままじゃ日本はダメになる!」 そんな議論は、太古の昔からあるわけよ。これはフランスでもアメリカでも同じ。 そしてその「今のまま(現状)」が何を指すかは時代によって変わる。

・これまでの政治(利権)を守ろうとするのが「右翼」 ・これまでの政治(利権)をひっくり返そうとするのが「左翼」

■■ 「天皇・日の丸」を巡る「右翼・左翼」の関係

では、日本における大局的な「右翼・左翼」を説明するわね。

「明治天皇、明治憲法」のときの日本ってのは、物凄く強くてアジア最強だったのよ。

で、この時の日本を「真」として、「それを守ろう、そのころに戻そう」つーのが「極右・右翼(保守)」。

・「敗戦によって、アメリカに憲法を変えられて、日本は弱くなった。それを元に戻さないといけない」(右翼)

一方、左翼は全く違う見解。

・「天皇が支配するという日本の考え方が古い。だから日本は負けた。だから日本は『天皇制を脱却』しないといけない」(左翼)

ここで意見が食い違っている。だから対立するの。 「敗戦をどうとらえるか」で、「日本人の心理」が大きくわかれてるの。

▼【右翼的な思想 ~明治日本全盛期の影響】

もう少し「日本人の心理・感情」を誇張して説明するわね。 「敗戦前の日本の全盛期」にスポットを当てて考えているのが「右翼」なの。

・「日本こそがアジアの中心であって、中国や韓国を『教育してやるのだ』。 ・日本がアジアを教育してやったから、アジアは「まともな国になった」。

随分と傲慢な気もするけど。 戦争で日本は一丸となって戦ったわけだから、当時の日本人は「日本が最高」って考え方が「圧倒的多数派」だったのよ。実際、バブル時の日本人は中国や韓国を見下していたし、それは今も続いている。よね?

▼【左翼的な思想 ~アメリカとロシアの影響】

左翼側は「『明治天皇・明治憲法の日本』が強かった」ことはどうでもよくて。 「なぜ、日本は負けたのか」ということにスポットを当てて考えている。

「負けたんだから、変えなくてはいけない」 ここから、日本の「アメリカに対するコンプレックス」が始まる。 実際、バブル時の日本人はアメリカを凄くリスペクトしていた。 ジーパン、ナイキのシューズ、ロックンロール、ヘビーメタル・ヒップホップ。 そして、そのコンプレックスは今も続いている…のかしらね。 日本人の「アメリカに対するコンプレックス」は少し弱まったかもしれない。 だから「右翼が台頭」しているとも言える。

・アメリカの考えを積極的にとりいれようとしたのが「リベラル(合理主義・自由主義)」。

ただし、このアメリカ的な「合理主義・資本主義」に対する反発もあった。 あまりに「お金の力」が強すぎるから。そこで「天皇制脱却のため」に、もう一つの道を選ぼうとする動きもある。

・ロシア(共産主義)の考え方を積極的にとりいれようとするのが「赤」。

つまり、左派にも「アメリカ派」「ロシア派」の大きく二系統あるの。

ロシアが崩壊したから、共産主義派の力は弱まっている。

共産主義は「理論的には美しい」のだけど、実行するためには「強力な独裁者」が必要になる。

この「強力な独裁者」と「みんなの幸福」が、どうしても合致しないのよね。

▼ 【複雑に入り混じる、日本人の思想・感情】

ここまで読んで「右翼」と「左翼」、どちらが正しいと思ったのかしら? 普通一般の人は「どちらにも正しい部分、間違った部分がある」と考えるのではないかしら。 実際のところ、一人の人間の中にも「右翼的な思想・左翼的な思想」が混ざってるのよね。 その混ざり方の配合具合は人それぞれだけどね。

■■ 日本の教育は比較的「右翼・左翼」に対して公平

▼ 左翼的な思想が強い「日本の教員」

日本の歴史の教科書は、わりと中立の立場で記述されているの。 なぜかというと「日本の教員」つーのは「改革派(天皇反対派)」が強い力を持ってるから。 戦時中に「天皇政府(明治~昭和)が国民に間違った情報を流した、洗脳した」ことに対する反発が強いのよ。

天皇政府が作成した「天皇万歳」の教科書で勉強を教えて。 「洗脳された子供」が、戦争に巻き込まれて死んでいく姿を「残酷だ」と感じた教師は多い。 「二度とこんなことはさせない」 そういう思いが強いわけ。

勿論、天皇に心酔していた教員もいたわけで、必ずしも「左翼一辺倒」というわけではないけれど。

また、そもそも「子供の家族」が「天皇に心酔」していたら、「天皇はゴミだ!クズだ!」なんて言えないよね。

我が家(ハット家)は、教育者が凄く多い家系なの。家も赤旗を購読していたし。

それでも私は「空手バカ一代」だとか「修羅の門」が好きだったから、どちらかというと「日本万歳」って考え方だったのよね。

でも、ヘビーメタルにハマってたから、まあ、混ざってたのか。そんなもんでしょ、みんな。

▼ 右翼的な思想が強い「文科省」

「天皇万歳」の教科書のおかげで「日本は強かったんだ」と考えるのが総理大臣。 なぜなら、日本の歴代総理大臣は、全て天皇親族だから。 「オレたちが引っ張ってきたから、日本はここまで巨大な国になったのだ」 彼らは、自分たちのやってきた政治に自信を持っている。当然よね。 当然、総理大臣(天皇親族)の配下にある「文科省」はその影響を受ける。

▼ 日本の歴史の教科書は「国際的にも評価が高い」

「完全に中立な歴史の教科書」つーのは世の中に存在しないけど。 日本の教科書は、どの国から見ても、「なかなか中立だね」と思われている。 なぜなら「日本の教育は、左翼的な教員と、右翼的な文科省が対立した緊張感のもと、教育方針が決められている」から。

でもまあ、韓国から「日本の歴史教育」に対する反発は当然強いわよ。 だって、日本にめちゃくちゃにやられた国だから。 「もっと酷いことしただろ、オマエら!」つーのは当たり前の意見よ。

もし、逆に日本が韓国にやられていたら、末代まで韓国を恨むに決まってんじゃん。

▼ 教育とはどうあるべきなのか?

現在の日本は、比較的「中立・公平な教育」が行われているわけだけど。 ただ、それでも右翼から見ると、日本の歴史の教科書は「敗戦の反省」が凄く強調されているように見えるわけ。

・教科書が「悪い」から、日本人は自分に自信が持てない。 ・アメリカ人の真似ばかりしたがる。だから、日本は強くなれない。後ろ向きすぎる。