top of page

決勝戦「フランスVSクロアチア」/IQ127の絶対美少女ミッキーのサッカーW杯観戦記18(最終回)

「サッカーW杯2018」

私が実況した試合からピックアップしたものをご紹介してまいりました「IQ127の絶対美少女ミッキーのサッカーW杯観戦記」。本日がいよいよ、最終回。

私、別にそんなにサッカー好きってわけでもないし、たまたま観ただけなのよね。

でも、今大会の試合には、すっごくハマっちゃって。

あらためて、当時の自分の実況を観なおしてるんだけど、ホントに面白い試合が多かったなと思う。

私の会社の上司は熱狂的なサッカーファンなんだけど。

「ここまで夢中になったW杯はなかった」とおっしゃってた。

思い出がいっぱいあるよね。

なんといっても、衝撃的な「Heart Beat」。

「ほにゃらららららら、ハートビー、ハートビ―♪」

あのヤル気のない歌声はインパクトあったわ。

あとは、伝説的な「日本対ポーランド」の西野談合サッカー。

あのクソ試合を擁護した、日本のサポーターを私は一生許さない。

何が名采配だ。死ね、死ね、死ね!

予選も含めて、ホントに名試合が多かった。

「コスタリカ VS ブラジル」はホントに多くの人々を感動させたのではないかしら。

シュート数 4本 対 23本!!

これを、終盤ギリギリまで防ぎ続けた名GKナバス。

アツかった!

今日は8/29。夏の終わりに、あのワールドカップの感動をしみじみ思いだしてる。

素晴らしい試合をみせてくれたチームに本当に「ありがとう」と言いたい。

必死になって、テレビにかじりついて叫んだ夏。私の一生の思い出になる。

で、決勝戦。「フランスVSクロアチア」

まあ、もうフランスの優勝は決まってるつーか。

実力差はあきらかだった。ただ、ここまでの試合でクロアチアのモドリッチのプレイには凄く注目が集まっていた。

「こんな凄いプレイヤーがいたのか!」

モドリッチは、サッカーファンには知られた存在だったけど。

やっぱり、メッシだとかネイマールと比較すれば、無名に等しかった。

でも、細身で一見、弱々しいのに絶対にボールを取られない強さ。

そして、的確なボールさばき。

それらのプレイがテレビで、しっかり解説付きで放映されたことで、俄然、注目が集まった。

「W杯2018は、モドリッチの大会」と言う人もいた。

圧倒的な戦力を誇るフランス。

準決勝のベルギー戦では、 ベルギーに一歩も引かないスピード・サッカーを見せたけれど。

このクロアチア戦では、意外なほどゆっくりとした慎重な立ち上がりだった。

「圧倒的にフランス有利」

そう言われていたのに、蓋をあけてみると、クロアチアが押している!

クロアチアが善戦しているというより、フランスのエンジンのかかりが悪い。

フランス対ベルギーでは、まるでバスケットの試合のように、目まぐるしくボールが動いていたのに。本試合では、前半にして早くも両チームが「歩く」場面が。

両チームとも、相当疲労しているのかしら。

しかし、エムバペは速い。本当に速い。圧倒的な速度で、一瞬で展開を切り開く。

エムバペは、今大会ではメッシやネイマールよりも、遥かに大きなインパクトがあった。

大胆不敵。

そして、押されていたはずのフランスが、セットプレイであっさり先取点。

これなのよね。

フランスは通常のプレイも上手いけど、さらに、イングランド並みにセットプレイが上手い。

この「セットプレイの技術」の大切さは、今大会、注目された。

イングランドなんて、得点のほとんどがセットプレイで、それだけで準決勝まで勝ち上がったのよね。

もう、クロアチアは勝てないだろうな、と思ってたら。

おおおお、追いついた!!

セットプレイでやり返した。 少し捻ったプレイだった。

フランスのセットプレイの精度は極めて高い。

これを止めようとして、クロアチアはまさかのハンド!

この判定には疑問の声もあった。

そして、フランスはあっさりとPKを決めてしまう。

これで勝負は決まってしまった。

決勝トーナメントの流れの中で、クロアチアは セットプレイの考え方を変えてきた。

これまでは、普通に「クロスをあげる」方法を選択していたけど。

「ペナルティーエリア内に、ボールを放り込む」という方法に変更。

これにより、「怖さ」が出てきた。

負けているのはクロアチアなんだけど、攻めているのはクロアチアなの。

こうなってくると「フランスのほうが圧倒的に強い」とは言えなくなってくる。

しかし、そのクロアチアの良いペースを破壊するエムバペのプレイ。

この単身の高速カウンターに熱狂した観客が、ピッチの中に乱入!!

この試合、モドリッチのプレイがとても注目されていたわけだけど。

しかし、連日の試合で、走れない ほど疲労していた。

それまでの試合が、あまりに負担が大きすぎた。

そして、動きのキレがないモドリッチを見て。フランスはなんとモドリッチからマークを外す。

そして、「モドリッチからマークを外す」と見切った次の瞬間、見事にカウンターが決まる。

作戦が完全に的中。

今大会は、こういった「監督の作戦が見事にハマる」場面が、数多く見られた。

戦略がとても重要になってきたということね。

もともと、戦力差はかなりあると言われていたフランスとクロアチア。

心が折れたクロアチアに対して、エムバペが容赦のない一撃を喰らわせる。

これでスコアは4-1。

ただ、ここでフランスのゴールキーパーがイージーミス。

ゴール前に飛んできたボールを拾い損ねて、プレッシャーをかけるために、つめてきたクロアチアのフォワードにボールを取られて決められてしまう。

決勝戦というプレッシャーのせいなのか、フランスは勝ってるけど動きが悪いのよね。

フランス側のベンチが動く。

何か雰囲気が悪いと感じたんでしょうね。

「気分転換」といった感じでメンバーチェンジ。

モドリッチは懸命にチャンスを作ろうとする。

ただし、フランスはすでにモドリッチを警戒はしていない。

疲労で、すでにスピードがない。

4-2とリードしているフランスは守備固めではなく、逆に攻めのメンバーを追加。

今日のフランスは変調気味だから、守りに回るとかえって失点しまうと考えたのかもしれない。

サッカーは大勢でやるから、必ず「変調」はある。

こういった状況でも「なにやってんだこの野郎!」とメンバーを怒るのは状況を悪化させてしまう。

どうやって被害を最小限に抑えるか。

フランスは、この判断がとても冷静だと感じた。

19歳のエムバペは、ホントに伸び伸びと楽しそうにプレイするのよね。

性格も態度も悪そうだけど。

結局、どうにもできなかったクロアチア。ここで試合終了。

調子が良いときに勝てるのは当たり前。調子を崩したときにも勝つ。

それがフランスの強さかしら。

個人技に頼った攻めだけではなく、チームプレイも、セットプレイもできる。

そして、ベンチの指示もピシっと当たるのよね。

どこかの調子が悪くても、どこかでは点が入るという攻めの分厚さ。

文句なしの最強チームだと思うわ。

そして、延長に次ぐ延長、厳しい長丁場の戦いをしぶとく乗り越えて決勝にたどり着いたクロアチア。新しい歴史を作ったわよね。

両チームとも、おめでとう!

「サッカーW杯 2018」

あらためて、大きな感動を与えてくれた、素晴らしいチーム、素晴らしい選手に感謝を。

ありがとう!

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
bottom of page