西野監督謝罪。それでも私はベルギーに勝ってほしい
- ミッキー・ハット
- 2018年6月30日
- 読了時間: 2分
西野は謝罪したのか。
まあ、まだ試合が残っているし、選手の士気を下げるわけにはいかない。
「戦術」としては、これがギリギリの対応かもしれない。
私は日本国家が、ポーランドや観客に対して、あからさまに失礼な試合態度をとったことについて。
「名采配!勝負士!これが勝負だ!これが普通だ!次も同じような場面では同じように戦おうぜ!」
などと肯定することは、国際関係を悪くするという意味で「あってはならない」という考えだ。
よって、西野の謝罪はそれなりに評価する。国内の世論はこれで一応収まるだろう。
ただし、私はベルギー戦は、ベルギーを応援する。
今、国内の多くを占めている「勝てばチャラになる」という日本人の考え方を私は絶対に支持しない。
ポーランドに対する無礼な態度が、なぜベルギーに勝つとチャラになるのか。なるわけねーじゃん。
その理屈が私には理解できない。世界を印象操作する気か?
日本人は世界をバカにしているのか?
世界は日本の態度を許していないし、世界中の多くのサッカーファンが西野ジャパンの一回戦敗退を願っている。日本よりもベルギーの試合を数多く観たいのだ。
それが予選で得られた「結果」だ。
パートナーが香港人である私個人には、国籍よりも重視すべき哲学が必要なのだ。
「より正しく、より美しい人間を評価する」
それは私の複雑な立場がそうさせるのであって、私の思想を、他の日本人に押し付けようとは思わない。
私が本件で最も評価するのはセネガルの監督だ。
「ルールは尊重する」
セネガルは大会を混乱させぬよう「和」を守った。日本については何も言わなかった。
一方、日本は「ルールの中でだったら何をやっても良いだろう」と主張し、スタジアムにいる日本人の観客はポーランドを無視して、スマホでコロンビアを応援した。
本当に、最低で最悪だ。
「日本は努力してきたんだ!」
アホくさ。どこの国だって努力してるよ。だからこそ、他国をリスペクトしなくてはいけないのに。
日本を応援できる要素など、まるでない。
西野監督謝罪

