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一次リーグ敗退したドイツのサッカーのダサさを「対スウェーデン戦」から読み解く~ IQ127の絶対美少女ミッキーのワールドカップ観戦③

優勝候補の一角、ドイツが韓国に敗れて一次リーグ敗退。

私、サッカーはあまり詳しくないけど、ドイツって強いんでしょ?

なんで負けちゃうの?

私、サッカー詳しくないから、あまりちゃんとした解説はできないけれど。

ドイツはサッカーが下手なわけではなく、ドイツがやろうとした「ポゼッションサッカー」という哲学がすでに「古い、ダサイ」のではないかしら。

率直に言えば、ドイツは「偶然、ツキがなくて」韓国に負けたわけではない。

もともと弱かったんだと思うの。

■ 対スウェーデン戦でのドイツの戦いぶりはどうだったのか?

韓国に負けたからドイツを叩いているわけじゃない。

私はドイツの試合を、スウェーデン戦で始めて観戦して、その時はドイツが勝った。

でも、そのときからドイツは「弱い」という印象だった。

「韓国に負けたからドイツを叩いているわけではない」ということを証明するために、あえて、勝利した対スウェーデン戦での私の観戦中のコメントを通して、私が感じた「ドイツの弱さ」を伝えるね。

スウェーデン戦でも、ドイツのボール支配率は凄かった。

前半しばらくは、ボールの支配率はドイツが90%を超えていた。

スウェーデンはボールに触ることもできない状態。つまり、それだけドイツが上手ってこと。

だから「ドイツの調子が悪い、技術が低い」ということは絶対にない。ところが…。

ドイツのシュートが全くワクの中に入らない。

韓国戦でもシュートが全く枠に入らなかったけど、スウェーデン戦でもすでに同じ現象が起きていたの。

ドイツがシュートを外すのは、技術が低いからではなく、ゴール前においても「シュート」ではなく「パス」に意識が向かっているからだと思うの。

以前の日本が全く同じ。ゴール前まで行っても、誰もシュートを撃たないのよね。

外すことが怖くてシュートが撃てない。パスばかりまわして、何もできないまま終わる。

ドイツは日本より遥かに上手だから、ちゃんとシュートまでは到達する。

でも、各国ともディフェンダーは徹底的にドイツを研究してるから、簡単にはシュートを撃たせない。シュートコースを厳しく塞ぐ。

■ パスが上手いチームは、シュートコースを塞がれるとパスに逃げてしまう

私はサッカー詳しくないけどさ。

パスが上手いチームは「敵にシュートコースを塞がれるとパスに逃げちゃう」のよ。癖でね。

ブラジルなどの個人技が強いチームは、シュートコースが塞がれても、個人で突破しようと考える。

「個人技」というのは「個人に属した技」だから、敵も研究しきれないのよ。だから「個人技」にはチャンスがある。

たとえば、フィールドプレイヤーがそれぞれ、「4種類の突破する技」を持っていたとするでしょう。そうすると、10人×4つで、40種類の技が存在することになる。

メッシやネイマールなど有名選手の動きは徹底研究するでしょうけど、控えの選手の細かい技までは研究できないよね。だから「研究されていない誰か」なら、ディフェンスを突破できる可能性が常に残されている。

一方、「パスワーク」というのは「チームに属した技」だから「得意パターンは数種類しかない」のよね。研究すれば読み切れちゃう。

「我がままな個人技より、協力しあうチームプレイのほうが、可能性が大きく広がる」

これは幻想。嘘なのよ。

「協力しあうチームプレイ」つーのは、ストックできる数に限界があるの。

でも「個人で磨いた個人プレイ」つーのは、無限にストックできるのよ。

ドイツは「強いチーム」という前評判があったから、「ストックしていたチームプレイ」を全て研究されてしまった。

だから「パスで逃げ回って、強いシュートが撃てない」という状況に陥ってしまったんだと思うわ。

「 サッカーで、最高の技術が出せる時間は開始5分」

これが私のサッカーに対する見解。

柔道や剣道やっていた人ならわかると思うけど、武道の試合って、たった3分~5分なのよね。

それでも、試合が終わるころにはヘトヘトで、手も足も出せなくなっちゃう。

サッカーは、コートが物凄く広くて、ゴール前にたどり着くために、とんでもない距離を走らなきゃいけない。この状況下で、選手がもっとも心身ともに充実したプレイができるのは、最初の5分よ。

この「最初の5分」は、最高のプレイができる。技術が高いチームは、この最初の5分で勝負を仕掛けなきゃいけない。

なぜなら、疲れてきたら「技術の勝負」ではなく「体力の勝負」になっちゃうから。

折角、高度な技術があるのに「技術の勝負」をせずに、ダラダラと「体力の勝負」に移ってしまったら損でしょう。

私のサッカー哲学では「前半の5分」はスピードと個人技でシュートに行くべきなの。気合一発。

それが通じず、体力が落ちてきたら徐々に「パスワーク」へ移行していく。

先に「個人技」で仕掛けて、個人技を警戒させておくから、パスワークが有効になる。

ところが、ドイツのサッカーは前半のもっとも動ける時間帯に、ダラダラと遅いのよ。

そして、必死に「スーパーパス」を回すのよ。でも、相手はそのパス回しを研究してるわけでしょ。意味ない。ハイ、終了。

つまり、「ドイツのサッカーは時間配分がおかしい」というのが私の見解。

後半バテバテになってから、必死で個人技を繰り出しても、もう選手本来のキレとスピードではプレイできないわけでさ。

■ 「前半、相手の様子を見てしまう」というドイツの奇妙な癖

勝ったスウェーデン戦でも、先制したのはスウェーデンだったの。ダサいよね。

「パス回しサッカー」つーのは「相手の様子を見て、相手を崩して攻める」という思想が根底にあるんだけど。

でも、これだけの情報化社会なのに、試合が始まってから「相手の様子を見る」必要なんてある?

大昔、相手がどこの誰だかわからないチームと戦うときは、そりゃ、前半は様子を見るのが普通だけどさ。

でも、今は全ての情報が試合前に揃うわけ。

だから、試合が始まる前に、こちらがやる作戦は決まっているべきでしょう。

スウェーデンは「カウンターで行くぞ」と作戦が決まっていた。韓国もそう。

ベルギーと戦ったチュニジアも、ブラジルと戦ったコスタリカもそうよ。

試合前から作戦は決めていた。

自分より格上の敵と戦うときは「守備を固めてカウンター狙い」というのが定石よね。

ところが、ドイツは作戦が決まっていない。

「パスで崩そう、ポゼッションサッカーだ!」

それはつまり「相手の様子を見る」ということであって、単に「攻撃することを放棄した」だけなのよ。何をやっているのか!

それで私はドイツに怒ったわけ。あきらかに準備不足よ!サッカー舐めてんのか!

作戦を決めている側と、作戦を決めていない側がぶつかったら、そりゃ作戦を決めてる側が勝つわよ。作戦をきめているからこそ、チームのまとまりもあるし、試合中に悩む時間が減るから。

■ 「ポゼッションサッカーは古い」

世界最高峰の技術を持つドイツの「パス回しサッカー」が、シュートをゴールの枠に入れることすらできないならば。それより技術が劣るチームがパス回しをしたって、ますます酷いことになるよね。実際、それが以前の日本だった。

ドイツの「世界最高峰のパス回しサッカー」がスウェーデンにいなされているのを観て、私は確信したの。「ポゼッションサッカーの時代は終わった」と。

■ むしろ、なぜドイツはスウェーデンに勝てたのか?

私が観ている限り、ドイツのサッカーに良いところなんてまるでなくて。

だから、試合はこのままスウェーデンの勝ちになると思ってた。

ところが、ドイツが勝ったのよ。

いくら、ドイツのサッカーが弱いとは言え、技術はあるんだから、どこかの段階で点は取ってくるわよね。

私は「パス回しサッカー」をさんざん否定したけど、やっぱり、守るほうは疲れるわけでさ。

で、スウェーデンがバテて来ちゃった。

そして、スウェーデンは「引き分け狙い」の作戦に移行したのよ。

まじでカス。

MFが位置する「中盤」っていうのは、攻めと守りをつなげる大切なポジションなんだけど。

引き分け狙いになったスウェーデンは、この中盤での戦いを放棄しちゃったのよね。

「全員で守ろう!」って感じで。マジでアホくさい。

で、防戦一方になった。

しかし、追いつこうと焦るドイツはイエローカード2枚で選手退場。

これで、てっきり勝負は決まったと思ったわ。

ところが、スウェーデンはチャンスを活かせない。

ドイツは退場で一人減ったにもかかわらず、スウェーデンが弱気で「守り」に回るから、一方的に攻撃を繰り返すだけの「ラクな展開」になった。

点は取れなくとも、流れはどんどんドイツに傾いていく。

日本はコロンビアの選手が退場した後も、ひたすら攻め続けたわよね。それが良かった。

攻撃は最大の防御なのよね。

攻撃せず、守りに回るにしても「隙を見せたらカウンターしてやるからな」というプレッシャーは、絶対に最後まで相手に与え続けなくてはいけない。

そうしないと、どんどん相手が押し寄せて来ちゃう。

前半のドイツは「パスを回していこうぜ!」っていうお気楽なサッカーだったんだけど。

スウェーデンがあまりに徹底的に「守り」に拘るから、ドイツも遂に「絶対に点を取る」という姿勢に変わってきてしまった。

これは、ドイツが凄いわけじゃなくて、スウェーデンが悪いのよ。

敵が「絶対に守ってやる」という姿勢を見せたら、そりゃ人間誰しも「絶対に点を取ってやる」と思うに決まってるでしょ。

これは人間の単純な心理よ。スウェーデンはドイツの気持ちを不用意に煽ってしまったのよね。

結果、アディショナルタイムでドイツがとんでもないスーパーシュート決めて逆転。

凄いシュートだった。

もしドイツが、こういったゴールへの気迫を持ち、パスではなくシュートに拘ってワールドカップに臨んでいたら、全く結果は変わってきたと思うんだけどね。

でも、王者は「攻め」の気持ちを失ってしまったみたいね。さよなら、ドイツ。

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