top of page

秋葉原が文化の最先端に / カールス・ジュニア・バーガー

ヲタの「アニメばかり見てコミュ力がない」つーのも、20年前は「珍しいから面白かった」。 それが文化の最先端だった。 でも、今は「コミュ力がないヲタ」が世間一般人のデフォルト。そこを強調してもダメ。 ダメつーか、そこを強調すると「田舎もの」に見えちゃう。 「え、何年前のノリ?」みたいな。

勘違いしやすいけど、ネットは「時代の最先端」ではない。「閉ざされた田舎モノの感性」なの。 ユーチューブは「ネット地方」に属した「ローカルテレビ局」よ。

ネット内の感性の進歩は遅い。2ちゃんは未だに20年前のノリ。新陳代謝がないから。 ネットに若者しかいなかった時代はネットに最先端の感性が入ってきたけど、今はオッさんとババアの感性しか入ってこない。

このリア充な1380円のカールスバーガー。店内も白人黒人アジア人でギッシリ。グローバルな高級店が渋谷や恵比寿ではなく、秋葉原に一号店を出してる。それぐらい時代の感性は動いてる。

もう「秋葉原 = デブヲタの街」ではないのよ。

アキバに出来た「チロルチョコの専門店」。 Tシャツやグッズなんかも売ってる。こういう「ポップでオシャレなノリ」っていうのは、大昔は「原宿」でやるものだったのよ。ところがそれを秋葉原でやってる。なぜだと思う?

「アニヲタ豚ブーム」ってのは強烈でさ、それまでの「ファッション序列」がひっくり返ってしまった。もともと池袋は「ファッション、音楽、楽器」で若者文化の最先端をいってたんだけど、立ち行かなくなって「アキバ」を真似し始めたの。

つまり、アキバは「ヲタの街」ではなく、「ファッションの最先端」として注目されてしまったのよ。

ヲタ豚自身が「自分たちがファションの最先端」になることを願って騒いだしね。

結果として、ファッションの最先端として注目されたがゆえに人が集まり、お金が動いた。

ところが消費されれば、当然飽きられるでしょう。

するとアキバの売り上げが落ちる。すると「売り上げ回復のためのテコ入れ」が入る。そのテコ入れによって「時代遅れとなりつつあるヲタ文化、アニメ文化の淘汰」が始まってるわけ。

つまり「アニメこそがファッションの最先端だ」と謳ったがゆえに、時期が過ぎたら抹消されるの。

極端な話、アニメファンがアニメを駆逐したということ。「前面に出る」ということは短期的には利益が出るけれど、その後に「反動がある」ということなのよ。皮肉な話よね。

ニコ動もそうなんだけど「流行ったあと」に反動があるでしょ。今や「ニコ動=ダサい」の代名詞。掌返し。 若い子はヲタ豚文化に染まると、この「反動」をモロに受ける可能性があるよ。つまり「おっさん臭い、ババ臭い」印象を与えてしまう可能性があるということ。

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
bottom of page